・AWS SAA-C02 勉強方法や難易度
・オンライン受験の感想
つい先日、AWS SAA-C02に合格しました。
合格ライン720点のところ、735点というギリギリの結果でしたが合格には変わりないので安心しました。
合格に向けて行った勉強方法、オンライン受験の感想などを紹介します。
AWS SAA-C02 勉強方法
利用した教材は以下4点です。
1つずつ解説していきます。
- (模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応
- 【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
- AWS CloudTechフリーコース
- AWS Solutions Architect – Associate Practice(公式の模擬試験)
(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応
いわゆる黒本と呼ばれる信頼と実績を兼ねている書籍です。
内容はAWSの各種サービスについて図を用いながら紹介しています。
AWSの一定のサービスを利用している方にとっては、触れたことが無いサービスの前提知識を得られる書籍です。
ただしこれだけでの合格は難しいと感じました。
理由としては、問題文を知る機会が「模擬問題」1回分だけのため、資格合格のテクニックや心構えを学ぶ回数が少ないからです。
こちらは通勤時間や時間に余裕があるときに繰り返し読み、サービス名を覚える用と考えた方が良いと思います。
【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
https://www.udemy.com/course/aws-knan/
Udemyで掲載されている模擬試験問題集です。
こちらは模擬試験問題集だけあり6回分の問題があります。
内容としても本番に近い問題文のため上記黒本では学べなかった資格合格のテクニックや心構えを学ぶには最適と考えています。
難点としては3つあります。
1つ目は、値段が高いです。
こちらはUdemyが年数回行っているセールのときに購入すれば2000円未満で購入可能です。
2つ目は本番より内容が難しいです。
私は6回分の模擬問題の初回はすべて30%台でした。2回目で70%前後でした。
あまり気にせず、「そういうもの」として割り切って吸収してもらえればと思います。
ここでしっかりと点数が取れる場合は受験して問題無いレベルだと思います。
3つ目は1問1答の勉強方法が出来ない点です。
模擬試験問題集のため、基本的には65問回答することが前提の作りとなっています。
黒本を読んで、暗記フェーズのときは10問単位に完了を行って解説を読むようにしていましたが若干手間が発生していました。
こちらについては後述するサイトを使うことで、65問回答する用の教材として利用するようにしました。
AWS CloudTechフリーコース
Youtuberでもある、くろかわこうへいさんが開発したサービスです。
有料プランもありますが、無料プランでも十分な学習が可能です。
無料プランでは200問が触れられ、1問1答の10問単位で学習出来ます。
Udemyでは1問1答が難しいため上記サイトの存在は大変助かりました。
内容はUdemyや本番よりも簡単な印象でしたが、ここで学びUdemyの模擬試験で腕試しを行えばより合格に近くなると考えています。
有料版は更に問題数が増えたり、模擬試験形式も出来るようです。
AWS Solutions Architect – Associate Practice(公式の模擬試験)
公式が行っている模擬試験です。
本番と同様の申し込み方法で行うため、オンライン受験を考えている方は環境などを知る機会になると考えています。
ただし問題数が20問であり、点数のみしか分からないので振り返りを行うのが難しいです。
値段も2000円と高く、学習という観点ではあまりオススメは出来ません。
オススメの教材や学習方法
オススメは、上述した「公式の模擬試験」以外の3点です。
私の学習方法としては以下となります。
- 黒本を読む(2,3回)
- Udemyの模擬試験を受ける
- AWS CloudTechで問題を消化する
- 2と3を繰り返す
- 公式の模擬試験を受ける(35%でした)
- 2と3を繰り返す(この辺りからUdemyの模擬試験も75%以上が安定して取れるようになりました)
- 黒本についていた模擬試験を受ける(初回は65%ぐらい)
- 2と3を繰り返す(3を10問解いて、2に挑戦とか2の比率が多いです)
資格試験合格には問題を解くことが全てと考えています。
そのあとのキャリアやスキルを考えれば実際に手を動かしながら学ぶのもありだと思います。
しかし、資格試験は重箱の隅をつつくような問題も多いので学んだことが活かす機会は少ないと私は考えています。
オンライン受験の感想
今回初めて、オンライン受験の形を取りました。理由としては昨今の事情もありますが、7月末までにオンライン受験すれば2回目の受験が無料期間中なのが一番の理由です。
1回目の受験が不合格でも、2回目の再受験が無料になります。
https://pages.awscloud.com/Global_TrainCert_Japan_Online_Proctoringja.html
色々なサイトを見て注意事項(壁にポスター禁止や昼間でもカーテン閉めて電気つける等)は確認済みでした。
ただ騒音についてはどこも書いていなかったので今回書かせていただきました。
結論から言うと、緊急車両のサイレンや選挙カーについて何か言われることはありませんでした。
私の部屋は角部屋で緊急車両の通り道のようで1日数回はサイレンが聞こえる地域で心配でしたが問題無いようです。
上記以外の、同居人の声とかは規約違反ですので間違えないでいただければと思います。
試験用の端末はMacbook(無線接続)で行いました。
最初はレスポンスが悪く心配でしたが試験以外の画面(チャットやホワイトボード)を開いていなければ気になるようなレスポンスではありませんでした。
ホワイトボードは機能としてありましたが、使えないと思った方が良いです。
私の環境だとホワイトボード機能を開いたら試験画面のレスポンスが落ちたり、ホワイトボード画面自体のレスポンスも酷く使い物になりませんでした。
最後に
今まで何度もベンチャー試験を受験しましたが難易度としては相当高い印象でした。
「要件に対する最適なサービスの組み合わせや設定はどれか」のような問題が多く、問題文自体が長いです。
問題文を読むことに時間が取られました。
また、問題文の内容もIT業界の知識を必要としており、ネットワークなどのインフラ周りの知識も必要でした。
逆にいうと、その辺りの知識を持っている人ならAWSの各種サービスを覚えるだけで対応可能です。
AWS SAA-C02 は王道となる参考書もあまり無いので受験を考えている方は、教材選びからが大変ですがこの記事が参考になればと思います。